私の母校があるフランスでは、オステオパシーが国家資格になっていて、新生児検診や1才児検診 2才児検診でオステオパシー検査が行われ、国費で賄われます。そして異常があればオステオパスが必要な医療機関の受診を 勧めます。そして必要に応じて、オステオパシー施術が行われます。
5gから10gの圧で頭蓋に手指を置いて施術しますので、危険性はありません。ニュースで流れている ような揺すったり、叩くことは絶対ありません。国家資格を持たない整体師からの施術は避けるべきでしょう。 当院は理学療法士が施術を行うので安心してください。理学療法士は、カリキュラムに小児医学がありますし 小児施設実習でのリハビリテーションを経験しますので、理学療法士の小児へのオステオパシー施術は最適と言えます。
脳性麻痺の原因は、①核黄疸・ビリルビン脳症、②仮死、低酸素性虚血性脳症、③未熟児 、脳室内出血・脳室周囲白質軟化症の3つに分かれます。発生率は1000分の2程度と言われています。その他 染色体異常、先天奇形、遺伝子異常などもあげられます。上記の周産期の原因で後遺症が生じます。 ①脳性麻痺、②知的障害、③てんかん、④広汎性発達障害、⑤注意欠陥多動障害、⑥学習障害、⑦発達性強調運動障害、 ⑧視覚聴覚障害などです。私は、オステオパシー施術が血管や神経にアプローチできることから、 低酸素脳症、脳室内出血、脳室周囲白質軟化症が原因の脳性麻痺児等に効果があると考えています。また遺伝子レベルが原因の症状には 向かないと考えています。